教員になりたくて、短大から大学へ編入し、さらに通信大学にも通った。
でも、思うようにはいかず、結局は夢を諦めた。
あのとき、将来に希望なんて持てなかったし、自分がどこに向かっているのかもわからなかった。
周りが次々と就職していく中、自分だけが取り残されていくようで、焦りと不安に押しつぶされそうだった。

【「逃げじゃなくて、選択」ーー名言がくれた救い】
正直に言えば、選択肢がなかったわけじゃない。
周りには恵まれていたし、大学にも通わせてもらえた。
学費の返済は大変だったけど、環境だけ見れば、十分すぎるくらいだったと思う。
それでも、大学4年になっても就活はろくにせず、行動もできなかった。
通信大学で教職を目指したのも、「夢を追いたい」という気持ちだけじゃなくて、
現実――つまり就職という選択から逃げたかっただけなのかもしれない。
そんな自分を、ずっと責め続けてきた。
「なんでちゃんと就活しなかったんだ」
「どうしてあのとき、もっと頑張れなかったんだ」
でも、ドラマの中で聞いた
「逃げるじゃないよね?選択。」
という言葉が、そんな自分をふっと肯定してくれた気がした。

選択し続けた先に、今の自分がいる
あの頃は、自分の選択を“逃げ”だと思ってた。
でも今になって振り返ると、あれもまた一つの「選択」だったと感じられる。
ハローワークで見つけた仕事も、
自分を変えたくて始めた転職活動も、
今の職場に出会えたことも、
全部、自分なりに「どう生きるか」を選び続けてきたからこそ、今につながっている。
正解なんて誰にもわからない。
でも、「逃げた」と思って自分を責めるより、
選んできた自分を認めてあげたい。
これからもきっと悩みながら選んでいくんだろう。
でもそれは“逃げ”じゃない。
立派な人生の「選択」だと思っている。
まとめ:名言がくれた、小さな気づき
「逃げるじゃないよね?選択。」
この言葉に出会って、過去の自分を少しだけ許せるようになった。
そして、今の自分にも、ほんの少し自信を持てるようになった。
あの名言に背中を押されたように、
この記事が誰かの心にも、そっと届きますように。
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