夢をかなえるゾウ4~心に響く名言~

読書


夢をかなえるゾウ4を読み終えて
是非、読んで欲しいと思った1冊です。
その理由は、3つあります。
1つ目は心に響くセリフが多く背中を
押してくれること

2つ目は夢のかなえ方だけでなく、手放し方も
書いてあること

3つ目は死と向き合う本でもあるということ

私自身も夢をかなえることが出来ず
苦しい時期がありました。

夢を持つことは原動力であると同時に
夢は自分を苦しめることにもなります。

夢に縛られる苦しみから解放されるか
夢をかなえるために努力するか
その2つを選ぶことが出来て
本当の意味での自由を
手に入れられるはずです。

と本書に書かれています。
夢がかなわないと感じた時の
気持ちは苦しいです。
苦しい気持ちも和らげてくれる本でもあります。
そして、人生を後悔しないために
どうすればいいのかを
具体的に書いてます。
ストーリー上になっているので
読みやすさもあります。

あらすじ
夢の手放し方
個人的に心に響いたセリフを
書いていきたいと思います。

夢をかなえるゾウ4(文庫版)

posted with ヨメレバ

水野敬也 文響社 2023年02月09日頃

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あらすじ

余命3か月と宣告された会社員の元に
神と名乗るガネーシャと死神が現れます。
愛する妻と娘のため、お金を残そうと決意し
ガネーシャの課題をこなしていく物語です。

夢の手放し方

ガネーシャは夢を手放すために出した
最初の課題が『かなえてきた夢を思い出すこと』と言っています
夢と聞けば、大きいことを想像する人がほとんどだと思いますが
例えば
・旅行に行くこと
・高校に受かったこと
・好きな人と結ばれたこと
小さな夢かもしれませんが、
多くの夢をかなえてきたんだな
と思いました。
小さな夢を実感することが
幸せを築くことへの
第一歩でもあるのかなと思いました。

心に響くセリフ

ただ、こうしとる間にも
自分の持ち時間はどんどん減ってるねんで。
それはつまり、自分が夢を叶えられる可能性も
減ってるっちゅうことや   

本来、夢とか成功ちゅうのはな
誰にでも出来ることを
実行し続けるだけで手に入れられるもんやねん。
そのことは、夢をかなえた人らは
みんな知ってることやねん。
でも、世の中のほとんどの人らは
「こんなことやって意味あるの?」とか
「面倒くさい」とか言うてやらへんから
「誰にでも出来ることを実行し続ければ夢がかなう」
ちゅう事実にまでとどりつけへんねんな

人間が死に際に後悔する内容
1.本当にやりたいことをやらなかったこと
2.健康を大切にしなかったこと
3.仕事ばかりしていたこと
4.会いたい人に会いに行かなかったこと
5.学ぶべきことを学ばなかったこと
6.人を許さなかったこと
7.人の意見に耳を貸さなかったこと
8.人に感謝の言葉を伝えられなかったこと
9.死の準備をしておかなかったこと
10.生きた証を残さなかったこと

死の準備をするということは
充実した人生を送るということだ。
人生の充実によって死の恐怖は和らぎ
安らかに死を迎えられる

健康に気を遣うんは
長生きするためだけちゃうで。
これまでは面倒くさがってた健康を
大事にする習慣を身につけられれば、
自分の行動を
管理して目標を達成できるようになる。
つまり、夢がかなえられるようになるっちゅうことや

世の中には、二種類の人間がおんねん。
それは『追い詰められて弱なるやつ』と
『追い詰められて強なるやつ』や
追い詰められて弱なるやつは
一発逆転を狙ってまうねん
結果が出る可能性がほとんどないのに、
期待だけふくらませてまうねんな。
でも現実は甘ないから、
お金を失って
さらに追い詰められることになるんや
逆に、追い詰められて強なるやつはな、
ちゃんと自分を責めれるやつやねん
そういうやつらはな、追い詰められて原因は、
現実に対する自分の見方が
甘かったちゅう風に考えるねん。
そんで、今まで以上に現実を
ものごとの原因と結果を
シビアに見れるようになんねんな

仕事で大金を手に入れるには
多くのお客さんを喜ばせるとか
他の人が真似できない仕事をするとか
色々言われとるけどな・・・
ざっくり言うと
人が買うてくれる『価値』を作ることやねん。
名画と呼ばれるような絵は
高い値段で買うてもらえる。
また、そういうものを自分で作らんでも
たくさんの人に広めることができたら
それも自分の生み出した『価値』になるわな

もちろん、今やってる仕事の中に
情熱を見出していくんも大事やで。
ただ、もし自分がこれまでの人生で
情熱を燃やせる分野を本気で
探してこうへんかったなら
いったんお金のことをわきに置いて
自由に考えてみいや。
言うても、仕事は生活の手段やて割り切ったとき
一番わきに置いてかれるのが
やりたいこと、つまり、情熱やからな

自分らが豊かに暮らせるんも過去に色んなもんを頑張って作ってくれた人のおかげやし、
そうやって後に続く人らに役立つもんを
作りたいちゅうのは素敵なことや
そんで何より
自分が『本音』と向き合い始めたんは大きい前進やで

そうや。どれだけ途方もない夢に思えても、
最初の一歩は
誰にでも踏み出せる小さい一歩やねん
それを、今日やんねん          

『やる』て決めたその瞬間から
やれることはなんぼでも
生まれてくんねん。
自分のやりたい仕事が分かれへんのやったら
色んな仕事について調べたり
人に相談のメールを送ったりするんは
今すぐできるやろ。
なんなら、今日、自分が考えたことを
日記にまとめくだけでも、
何か発見があるかも分からんで

自分、仲違いして疎遠になってもうてたり、
お世話になったのに
お礼が言えてへん人おらへんか?
そういう人に直接会って
心のわだかまりをといてみい。
それができる器の持ち主こそが
会社や家族を末永く繁栄させられるんやで

晴香を育ててみて初めて分かったよ。
世の中には
子どもにいろいろな習い事をさせたり
お金をかけて教育する親はいるけれど、
一番大変なのは
自分の時間を子どものために使うことだと思う。
だって時間は、自分の人生そのものだから。           

できへんかもしれんて考え始めると、
楽しくなくなってしまうやろ?
せやけど、ワクワクしながら
気軽に書き出していけば
忘れてもうてた願望を思い出せるし、
気持ちが高まれば行動に移したなるから
実現しやすくなるもんやで

アリは将来の不安に備えて
『今』を使て貯えてる。
それは悪いことやあらへん。
ただ、キリギリスのように
『今』を楽しむことも大事なんや
あの童話は、ずっと遊んどったキリギリスが
最後に後悔して終わるけどな。
自分の人生に後悔せえへんために大事なんは
アリとキリギリス
どっちの生き方に囚われるんやのうて
自分がの本当に望む方を
選べるようになることなんやで

ワシはな、人に迷惑かけることが
ええことやて言うてるわけやないで。
ただ、人の評価を大事にしすぎるちゅうことは
自分がほんまに大事にせなかんもんを
見失ってしまうこともあるんやで     

結局、大事なのは
仕事と家庭を天秤にかけるのではなく
良いバランスを保つために
「自分を知る」ことだと思う
自分が何をしているときに喜びを感じ
何をしているときにつらく感じるのか。
もちろん人生には
乗り越えるべき苦しみもあるけれど
本当に好きなこととどうしても避けたいことが
分かっていれば
自分にとって一番心地の良い状態を
目指して選択し続けることができるはずだ

体ってな、めちゃめちゃ頑張ってくれてんねんで
たとえば心臓は
自分が生まれてから今日に至るまで
一回も休まず全身に血を送ってくれてる。
肺は、自分が意識せんでも呼吸をしてくれてる
体は二十四時間体制で自分を支えてくれてんねん
せやのにに自分は、それを当たり前や思うて
全然労わってこうへんかったやろ?
ワシに言わせたら
自分は、体ちゅう従業員をないがしろにしてきた
ブラック企業の経営者やで

自分を身近で支えてくれてる人に対しては
色々してもらうのが
当たり前になってもうてるやろ?
でも、『働く』の語源が
『傍を楽にする』て言われているように
傍にいる人の苦労が
分かって感謝できるようになれば
世の中の人らの苦労を減らせるサービスを
生み出せるようになるんやで

判断に迷うちゅうことは
自分の本心と
周囲からの期待が
合うてへん場合がほとんどやねん
そんで、自分がこれまで周囲の人の
気持ち大切にしてきたんなら
違う方を選択する勇気を持たなあかん
その両方を経験して初めて
自分にとってほんまに大事なもんが
何か分かるんやからな

死は人生の終末ではない
生涯の完成である

『頑張りすぎても意味がない』て言う人
おるやろ?
でも、それは実際に頑張ってみて
これ以上やっても
プラスにならへんちゅうラインを
知ったとき初めて言える言葉や
ほとんどの人は
『頑張りすぎても意味がない』ちゅう言葉を
頑張らへんことの言い訳にしてしまう
せやから、自分の内に秘めとる能力を
最大限引き出せてへんのやな
ここが限界やて思たところから
もうひと踏ん張りしてみい
そしたら、自分の限界が実は
もっと先にあったちゅうことが分かる

「生きる」とは限られた時間の中で
何かを選択し続けることに他ならない
だから、「死ぬまでにやりたいことリスト」を
作る意味は、書き出したすべての項目を
実行するためではなく
自分のすべての願望を
確認するためにあるのだと思う。
そうすれば様々な願望の中で
自分がほんとうにやりたいことを
選び取ることができるからだ
自分の願望が何なのかを知っておくことは
限られた時間の中で
ふいに訪れる実行のチャンスを
つかみやするするはずだ

『夢をかなえるためにもっと頑張ればよかった』て後悔する人は
『ビール飲みたいなぁ』て思て
仕事を早めに切り上げて
飲んだビールのうまさを忘れてんねん
『今日は休みたいなぁ』て思て
家でゴロゴロしてきたときの気持ち良さ
忘れてんねん
ワシからしたら、努力して偉大な仕事をするんも
ビール飲んで酔っ払ったり家で
ゴロゴロしたりするんも
同じ人間の欲求
つまり、夢なんやで

頑張ることが『良い』とされればされるほど
頑張られへんことは『悪い』ことになる
若さを保つことが『良い』とされればされるほど
老いることは『悪い』ことになる
夢をかなえることが
『良い』とされればされるほど
夢をかなえてへんことは『悪い』ことになる
人間の歴史が始まって以来
今ほど、個々の人間が夢をかなえてへんことが
『悪い』とされる時代はあれへんかったで
今、世の中の人らが感じる苦しみのおおくはな
『夢』が生み出してんねんで

人間ちゅうのは
一度手に入れたもんを
取り上げられると
めちゃめちゃ不幸に感じるもんやねん
でも、『酒がのめないこと』や
『タバコが吸えないこと』は
不幸なんかな?
世の中には、酒が飲めへん体質の人もおって
一生飲まへんわけや
そういう人でも幸せそうに生きてる人は
ぎょうさんおるやろ
タバコかてそうやで
吸わへん人は、健康で良かったて
喜んでる人の方が多いんちゃうか
無いから、苦しいんやない
奪われたから、苦しいんや

夢を持つことが当然の環境で育ってきたからこそ
夢がかなわないと知った時の落胆も大きく
その現実を受け入れ難いのだろう

みんな、本当はたくさんの夢を
かなえてきてんねん
でも、周りと比べて
『たいしたことない』て思てもうたり
かなえた夢に新しい夢を上書きしてもうたりして
なかったことにしてもうてんねんな
自分の価値を忘れてる人はおっても
価値がない人はおらへんのやで

自分らが考える『夢』は
いわば『完璧な状態』を指す言葉やな
『あれを手に入れたい』
『あんな風になりたい』・・・
そうやって頭の中で想像した『完璧な状態』に
なろうとする
夢をかなえるちゅうのはそういうことや
ただ、完璧な状態を望めば望むだけ
完璧やないことにイライラしたり
苦しむことになるわな
たとえば、完璧な美しさを望んでる人は
顔にできた小っさなできものが
めちゃめちゃ気になって
何も手につかなくなったりするもんやろ

『どんな人も受け入れなければならない』
ちゅう考えで自分を縛るんは
『完璧な状態』を目指してもうてるやん
せやから、自分にウソついてまで
無理やり人を好きになる必要はないし
場合によっては距離置いた方が
ええ相手もおるやろ
ただな、相手の欠点が許せへんからちゅうて
『顔を見るのも嫌だ』
『いなくなってほしい』ていう風に
完全に否定したり排除したりしようとすると
むしろ自分を苦しめることになんねん
他人は自分の鏡て言うけども
他人に完璧さを求めるちゅうことは
それ以外のことに対しても
とりわけ、自分自身に対して
完璧さを求めてしまうねんな
そういう人は、自分の欠点が気になって
頭から離れんし、普段の生活でも
嫌なことばっか目についてしまうから
いつもイライラして苦しむことになってまう

他社の欠点を受け入れるには
3つの方法があんねん
一つ目は、『見る場所を変える』ちゅうことや
人の欠点が気になってうんは
欠点に焦点をあてることで
あたかも欠点がその人全体を
表してるように感じてもうてるからや
でも、欠点があるちゅうことは
その欠点が支えてる長所が必ずあんねん
せやから、その長所にも
目を向けるようにしてみいや

二つ目は、『相手の背景を想像する』や
たとえば
初対面で腹立つこと言ってくる人がいたら
『性格が悪いやつだな』て
嫌いになってしまうことあるやろ?
ただ、その人はなんで
そんなことを言う人になってもうたんかいな?
こういう風に想像してみい
自分が嫌やと思ったその人にも
赤ちゃんやったことがあんねん
その赤ちゃんはな、自分が望んだわけやないのに
突然、この世界に生み出されてん
そんで、真っ白なキャンバスの赤ちゃんに
両親や周りの人、周囲の環境、身に起きた出来事
その時代の空気・・・色んなもんが絵描いてったわけや
そうやって
少しずつ、少しずつ作り上げられてきた人が
今、目の前におる
そのことが想像できたら
もし嫌なことを言われたとしても
もちろん、その人に
責任がないちゅうわけやないけども
完全に否定するんやのうて
この世界に生み出されて
悩んだり苦しんだりしながら
生きてきた一人の存在として
尊重する気持ちを持つことができるんちゃうかな

三つ目の方法はな、
他人に完璧さを求めている自分に
『気づく』ことや
人を嫌ったり
人の行動にイライラしたりするちゅうは
知らず知らずのうちに
他人に完璧さを求めてもうてるちゅうことや
ただ、『ああ、今、自分は、相手が完璧じゃないことにイライラしてるな』
て気づくことができれば
その感情と距離を置けるんやで

人間が存在する理由は何か?
それは、苦しみも、その苦しみに
支えられた喜びも
すべてを『経験』するためや
水にも、土にも、木にも
他の生き物にもできへん
人間という形でしかできへん『経験』を
するためなんや

まとめ

それぞれの生き方、価値観があるので
ここには書かれていない心に響くセリフも
この本にはたくさんあると思います。
この記事をきっかけに
今すぐではなくても
少しでも前向きになってくれる方が
いてくれたら嬉しいです。


本書の課題の中で
『死ぬまでにやりたいことリストを作る』という
課題があります。
課題に順位を付けるわけではないですが
『死ぬまでにやりたいことリストを作る』ことが
大事だと感じ、作ることにしました。

ガネーシャの課題をこなせば
本当に夢を掴めて
幸せになれるのか
僕にはわかりません。
それでも
行動すれば、変わる可能性を少しでも
上げられると思います。

是非、興味がある方は読んでみてください♪

最後まで読んで頂きありがとうございます。


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