ドラマ『アトムの童(こ)』は
ものづくりに情熱を注ぐ人たちの物語です
失敗しても、立ち止まっても、
「もう一度、挑戦したい」と思える――
そんな“人の強さ”を描いています
心を動かすのは、技術や理屈ではなく「想い」
一人ひとりの情熱が、仲間をつなぎ、夢を形にしていく
今回はそんな『アトムの童』の中から、
ものづくりの原点と、人を動かす言葉を厳選して紹介します
※本記事で紹介している名言・セリフは、ドラマ『アトムの童(こ)』(TBS・2022年放送)より引用しています。
記事内の文章および解説は、筆者のオリジナルの感想・考察を含みます。
おもちゃが好きでたまらない気持ちが残ってりゃ それで十分じゃねぇか
会社が焼けても
おもちゃが好きで好きでたまらないって気持ちが残ってりゃあ
それで十分じゃねぇかおもちゃなんかなくたって 世の中誰も困らねぇ
でもあれば わくわくするし笑顔になる俺たちはそういうものに 人生掛けてきたんだからよ
下向いて立ち止まってちゃだめだろ
こういう時こそへこたれず 笑顔で乗り切らなきゃだめだろ
わたしの感じたこと
なくても世の中は困らないものって きっとたくさんある
それでも そういう“好き”や“楽しい”があるから
人は幸せを感じたり 頑張る力が湧いたりするんだと思う
おもちゃも 音楽も ゲームも
どれも なくても生きてはいけるけど
あることで 人生に彩りが生まれる
自分もまだ理想の生活とは言えないけど
仕事もプライベートも ちゃんと充実させたい
そんなふうに思わせてくれた言葉だった
コップに入った水を見て
コップに入った水を見て
もう半分しかないと思うか
まだ半分もあると思うか猶予は1か月です
私はもう1か月しかないじゃなくて
まだ1か月もあると思うことにします
わたしの感じたこと
時間はみんな平等にあると思う
その中で「まだ時間はある」って感覚は大切だと思う
諦めたら そこで可能性は途絶えてしまうけど
諦めなければ 少しの可能性は残る
どうすれば達成できるかを考えることが大事
それでも うまくいかないことはある
その時にどう切り替えるかが すごく大事だと思う
でも すぐには切り替えられない時もある
落ち込んで閉じこもってしまう時期があってもいい
失敗を分析して 次に生かすことは大切だと思う
でも それだけで前を向けるわけじゃない
きっかけって もっと小さくて温かいものかもしれない
誰かの言葉とか ちょっとした出来事で
“もう一度やってみよう”と思える瞬間
そういう火が また心に灯る
良いもんさえ作ってりゃ それでいいって考え方が間違ってたんじゃないかな
良いもんさえ作ってりゃ
それでいいっていう
そういう考え方が間違ってたんじゃないかなみんなが汗水垂らして走り回ってんのに
俺たちは部屋でゲーム作ってて
もっとなんか手伝えることがあると思うんだよね同じ間違いはもう二度としたくない
みんなで一緒にここを乗り越えたい
こんどこそ みんなで最高のゲームを完成させたい
が 俺の出した答え
わたしの感じたこと
いいものを作ることは大切だと思う
でも それを支えてくれている人たちは必ずいる
部屋でゲームを作る人がいて
売る人や 宣伝する人がいたり
ものづくりの中で いろんな人が関わってる
誰かがやりきった姿を見たとき
自然と「次は俺の番やな」って思える
その気持ちがあるから チームは前に進むんだと思う
なーなーになるのがチームじゃない
本気でやりきる人がいるからこそ
その想いを引き継ぐ流れが生まれる
誰かの努力の上に 今の自分が立っている
そのことを忘れずにいたい
みんなで乗り越えるっていう言葉も素敵やけど
それぞれに役割があって
それぞれが全力を尽くすことも 立派なチームワークやと思う
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ファンっていうのは 最強なんです
あなたはこうやのプレゼンを聞いて
飛びついたんだから
あなたの心を動かすのは
並大抵のことじゃないですよね優秀な営業マンでも なかなかできないことを
彼はやってのけた彼は何か特別な話術を持っていましたか
交渉術を持っていましたか
多分 そうじゃないと思うやっとわかったんです
人の心を動かす 彼の情熱が
一体どこからくるのか彼は俺たちジョン・ドゥの一番のファンでした
ファンっていうのは 最強なんです
いいところも悪いところも
作り手以上にわかってる
わたしの感じたこと
ここでは“ファン”という言葉が使われているけど
これは自分が営業で売っているものに対して
どれだけ自信をもって「良いものだ」と思えているか
その気持ちの強さにも通じると思う
自分の売りたくないものを無理に売ろうとすると
心を殺してしまうような感覚になる
だからこそ “本当に良い”と思えるものを届けたい
心が動くのは その商品や作品を信じているから
それがすべてではないかもしれないけど
ものを届けるうえで いちばん大切なことだと思う
モノづくりってのは 信頼が大事だ
モノづくりってのは 信頼が大事だ
信頼ってのは そこにあるもんじゃない
ひとつひとつ 相手と向き合って作っていくもんだ悩んでるんなら
きちんと向き合って ぶつかってこい
わたしの感じたこと
自分もモノづくりに携わっているけど
相手との信頼関係は ほんまに大事だと思う
一緒に仕事をしていく中で
信頼関係ができたり
信頼してもらえたりすることが
仕事のやりがいにもつながる
その中でも 悩んでいるなら
しっかり話せたり 相談できたりする関係が大切やと思う
結局 モノを作っているようで
人との関係を作っているんやと思う
信頼って 技術よりも時間がかかるけど
その分だけ 深く残る
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挑戦しなかったら 後悔すると思うんです
挑戦しなかったら 後悔すると思うんです
わたしの感じたこと
挑戦しないと後悔するのは 本当だと思う
自分はニートもフリーターも経験して
初めて職に就いたのは 25歳の時だった
最初の職は とにかく「就職しないと」っていう焦りからで
“自分にできること”を軸に考えていた
2年経った頃
金銭面や将来性 技術面
いろんなことを考えた結果
手に職をつけるために 挑戦することを決めた
きっとあの時 一歩を踏み出せていなかったら
今の自分はいないし
確実に後悔していたと思う
年を重ねてからの挑戦も もちろん否定しない
それでうまくいく人もたくさんいると思う
でも 挑戦するなら 若い方が有利なのも事実
だからこそ “今”という時間を 大切にしたい
アトムは ワクワクすることを応援する会社です
アトムは ワクワクすることを
応援する会社です
その出会い 大事にするべきです
わたしの感じたこと
働いていたり 歳を重ねたりすると
ワクワクする感覚は 少なくなってくるかもしれない
ただ その中でも “ワクワクする体験”って
何歳になっても 大切だなと思う
旅行や遊びの中でも
仕事の中でも
そういうワクワクを感じられる瞬間を
持ち続けられることも 幸せの1つやと思う
技術とは 人です
技術とは 人です
データや製法だけを借りてきて
真似できるものではない
わたしの感じたこと
この言葉は 一見 抽象的だけど
よく考えると すごく現実的だと思う
どんな技術も 勝手に成り立ってるわけじゃない
そこには その技術を作り上げた人たちがいる
試行錯誤して 改良して
支えてきた人たちの努力がある
技術そのものが 人の積み重ねなんやと思う
だからこそ 「技術とは人です」って言葉には
技術の裏には いつも人がいる
という意味が込められてる気がする
そんな常識 俺がぶっこわしてやります
ゲームは子どものやるもので
大人になってもやってるやつらバカだ
それがここに集まってる皆さんの常識だったら
そんな常識俺がぶっこわしてやります
わたしの感じたこと
常識って 時代によって
大きく変わっていくものやと思う
昔は当たり前じゃなかったことが
今では普通になっている
それは 技術の進歩があるからこそ
起きている変化でもあると思う
今の常識が
10年後の常識とは限らない
常識を壊す技術の進歩って
ほんまにすごいと思う
生まれた世代によって 価値観は違うけど
柔軟に受け止める考え方も 大切やと思う
常識が変わっているということは
それだけ 世の中も 技術も
進んでいるということなんやと思う
これから どんな常識が変わっていくのか
その変化を 楽しみにしたい
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あとがき
『アトムの童』を見て感じたのは
“モノづくり”って結局、人の想いで動いてるということ
技術やデータだけじゃなく
そこに関わる人の情熱とか信頼があって
初めて形になる
挑戦する人の姿や
信じ続ける人の強さを見て
自分もまた頑張ろうと思えた
常識が変わっていく時代の中でも
「好き」とか「ワクワク」を忘れずに
自分のペースで進んでいきたい


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