「本当の自由は、何にも縛られないこと?」
ドラマ『新しい王様』シーズン2には、心を揺さぶる名言が数多く登場します。シーズン1に続き、アキバと越中の価値観のぶつかり合いがさらに激化──
ネットの危うさ、メディアの責任、環境問題、そして自分の人生を選ぶ自由──
現代社会の根本に迫るテーマが描かれます
「辞められない会社なんてこの世に存在しない」
「帆をなでる風の心地良さを感じられない奴が、金や物を持っていても羨ましくない」
そんな言葉が、今の生き方を見直すきっかけになるかもしれません。
本記事では、シーズン2から厳選した14の名言を紹介。
あなたが信じる価値観は、本当に自分のものなのか──改めて問いかけてくれます
※シーズン1の名言はこちらから→【新しい王様】シーズン1の名言13選|お金・自由・生き方の本質
※本記事で紹介している名言は、ドラマ『新しい王様』(TBS・2019年放送)より引用しています。
ネットは便利だから用心したりするハードルは下がってるけど簡単に信用したり依存したりするのは危険だよ
ネットは便利だから用心するハードルは下がってるけど
簡単に信用したり依存したりするのは危険だよ
もしかしたら今接してる相手や情報はウソかもしれない
気を付けろっていう
もう一度立ち止まって考えないと
騙されたり丸裸にされたり
結構ヤバい事態が来る
わたしの感じたこと
この言葉はネット社会の手軽さと危うさを同時に突きつけてくる
便利だからこそ疑う習慣は薄れがち
でも無防備なままだと騙されたり搾取される側になる
鵜呑みにせず立ち止まって考える力を持ち続けたい
視聴者はもっと賢い
テレビ局が法律や規制に守られながら
恵まれた立場で日々の業務を続けるうちに
自分たちの作るものや
自分たちの置かれた立場
責任について考えるのをやめたり
忘れたりしないように
びっくりさせたくて株を買ったわけテレビ局には信頼をずいぶん裏切られたりもした
テレビ局にはずいぶん腹が立つこともあった
君たちは視聴者はバカだ
自分たちが有利だ
こんなもんでいいだろう
どこかでそう思ってないか
でも視聴者はもっと賢い
わたしの感じたこと
「視聴者はもっと賢い」という言葉は、メディア側への痛烈なメッセージ
受け手は受動的ではなく、自分で考え判断する力を持っている
だからこそ、送り手も“ラクな道”を選ばず、本気で真実を伝えようとする姿勢が必要だと感じた
思い込みを考え直さないと未来はない
思い込み
前提を考え直さないとテレビ局に未来はない
分かれ道にこなきゃ
人は今まで来た道
これから行く道について
なかなか考えを巡らせることはない
きっと会社組織も同じだよ
わたしの感じたこと
人も会社も、同じ道を進んでるとそれが正しいと思い込んでしまう
でも、前提や常識を疑わなければ成長は止まる
ときには立ち止まって、別の道を考える勇気が大事やなって感じた
サイを殺すな、なぜテレビはそれを取り上げない
テレビで動物園のパンダが木に登ったというニュースを昨日も先週も見た。
でも、絶滅の危機にあるサイやトラのことは報じない。
パンダの方が人気があり、それが視聴者が求めているニュースだという。
しかし、本当に視聴者はサイやトラのことを知りたくないのか?
サイやトラのニュースが求められていないというのは、テレビ側の思い込みではないのか?サイの密猟は後を絶たず、角だけ切り取られて殺される。
その背景には「サイの角が薬になる」という誤った迷信がある。
サイの角に薬効はない──それをもっと伝えるべきだ。
テレビはテレビ局だけのものじゃないのに。
わたしの感じたこと
この言葉は、メディアが人気や話題性だけを追い、命に関わる深刻な問題を後回しにしている現実を突きつけてくる
パンダのニュースも癒やされるけど、同時にサイやトラの現状も知る必要がある
「視聴者は知りたくない」というのは思い込みで、本当は伝えられて初めて興味や行動につながる
メディアには“本当に必要な情報”を届ける責任があると強く感じた
数字が大きくなるとざっくりでいい
数字がでかくなると
もうざっくりでいいんだ
とにかくおおむね正しく言えること
ざっくりが大切なんだ
わたしの感じたこと
完璧な正確さを求めすぎると、物事が前に進まなくなる
もちろん正確さは大事だけど、数字や情報が大きくなればなるほど、細かすぎる誤差にこだわる意味は薄くなる
「だいたい合ってる」という基準を持つことで、スピード感と行動力が生まれる──
これは仕事にも日常にも活かせる考え方やなと感じた
仕事は自分で探す
俺たちは会社員だから
業務命令には従う義務がある
でも仕事は与えられるもんじゃなくて
自分で探していくもんだ
お前らも自分が
本当に面白いと思った何かを
追いかけろ
わたしの感じたこと
指示どおり動くだけでは価値は生まれない
仕事は自分で見つけて育てるもの
心が動くテーマほど成長に繋がるし
自分でやりたい仕事に挑戦することは大事やなって感じた
雨の中、傘をささない人がニュースになる
雨が降って
傘をさしたり
雨宿りしたりするのは
当たり前です
でも雨の中傘を
ささずにたたずんでる人がいたら
それがニュースになるんです
わたしの感じたこと
この言葉は、「日常の中で当たり前と思っていることほど、ニュースにはならない」というメディアの本質を表している気がする
世の中の出来事も、人の行動も、“普通”は見過ごされがち
でも、その普通の中にも大事なことや価値が隠れている
ニュースにしづらいだけで、そこにも光を当てる視点を忘れたくない
夢は風船みたいなもんだ
夢は風船みたいなもんだ
手を離した瞬間
どっかに飛んで行っちまって
二度と戻らないんだぞ
わたしの感じたこと
この言葉は、「チャンスや夢は、一度逃すと二度と同じ形では戻らない」ということを強く突きつけてくる
大事だと分かっていても、つい後回しにしたり、迷って行動を先延ばしにしてしまうことは多い。
でも、夢はいつまでもそこにあるわけじゃない
風船の紐をしっかり握るように、今この瞬間の情熱とチャンスを掴み続けることが大事だなって感じた
辞められない会社なんてこの世に存在しない
解除できない
雇用契約なんてない
辞められない会社
辞められない仕事なんて
この世に存在しない
人は自分の道を選ぶことはできる
みついえいり君は自由なんだ
自分の翼で好きなとこへ飛んで行ける
いつかここから飛び立てたよう
わたしの感じたこと
この言葉は、「自分の人生を選ぶ自由は、いつだって自分の手の中にある」
という強いメッセージに感じた
会社や環境に縛られて動けないと思い込むのは
自分で自分を縛っているだけかもしれない
年齢や状況によって簡単ではないかもしれないけれど
それでも一歩踏み出す勇気さえあれば、どこへでも飛び立てるんだと思う
ネットとテレビの違い
ネットって安くて手軽なニュースで溢れてるじゃないですか
でもネットってコストを掛けて裏を取ろうとしないですよね
本当かウソかの判断は受け手に委ねてしまってますでもテレビはブサイクでも、失敗して笑われても
とにかく取材源にあたって情報がたしかなものか確かめようとします
間違えました、騙されましたっていうのはあっても
「正しいことを伝えたい」という見果てぬ夢を追ってるんです
それがあたしたちなんですよ
わたしの感じたこと
この言葉から、「情報を届ける姿勢の違い」がはっきりと見えた
ネットはスピードや手軽さが強みだけど、裏取りは受け手任せになりがち
一方でテレビは、不格好でも、時間と労力をかけて事実を確かめようとする
それは視聴者に対する責任感の表れであり、簡単には真似できない姿勢だと感じた
便利さの裏に潜むリスクを忘れず、正しい情報に辿り着こうとするその過程は、もっと大切にされてもいいと思う
涙と共に食べたことのない人に、人生の味はわからない
誰かが言ったよ
涙と共に食べたことのない人に
人生の味はわからないってさ
お前は今、人生を知ったんだよ
わたしの感じたこと
この言葉は「苦しみや挫折を経験してこそ、本当の人生の味わいがわかる」という意味に感じた
順風満帆なときだけを過ごしていると、本当の喜びや感謝も薄れてしまうのかもしれない
涙の経験はつらいけれど、その分だけ人を強く、優しくしてくれるのだと思う
金や物よりも、心で感じる豊かさ
帆をなでる風
この風の心地良さを感じられない奴が
いくら金や物を持っていても
俺はちっとも羨ましいとは思わない
わたしの感じたこと
この言葉は、「本当の豊かさは、物質ではなく心で感じるもの」ということを教えてくれる気がする
どれだけ財産を持っていても、自然や小さな喜びを味わえないなら、人生は味気ない
逆に、お金がなくても心が満たされる瞬間を知っている人は、本当に幸せだと思う
とにかくいつだってゲームのルールを決定する立場が圧倒的に有利
とにかくいつだって
ゲームのルールを決定する立場が
圧倒的に有利だから
人が決めたルールで
ゲームに乗っかる時は
カモにされないようにしないとな
わたしの感じたこと
この言葉は、「仕組みを作る側こそが最も有利な立場にいる」という現実を突きつけてくれる
私たちは多くの場合、誰かが作ったルールの中で動かされている
だからこそ、そのルールの意図や背景を見抜く力が必要だし
時には自分でルールを作る側に回る視点を持つことが大事だと思う
海の環境が壊れたら、この寿司はもう食べられない
こんなお寿司も
海の環境が破壊されて海が汚されたり
海水の温度がたった1度でも上がったりしたら
もう今みたいに食べられなくなる
このちらし寿司が1万円とか20万円とかして
金持ちしか食べられなくなるかもしれないな
わたしの感じたこと
この言葉は、環境問題が私たちの生活や食文化に直結していることを強く感じさせる
当たり前のように食べられるものも、自然が失われれば簡単に手が届かなくなる
地球環境を守ることは、未来の自分や次の世代のための「食卓」を守ることでもあると改めて思った
まとめ
『新しい王様』シーズン2では、お金や自由に加えて、メディアや情報との向き合い方についても深く考えさせられる名言が多く登場しました
一見エンタメとして楽しめるドラマですが、そのセリフには社会の裏側や、人としてどう生きるかのヒントが隠されています
時に痛烈で、時に優しい言葉たちは、きっとあなたの価値観をそっと揺さぶってくれるはずです
→【新しい王様】シーズン1の名言13選|お金・自由・生き方の本質も合わせてどうぞ
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