タモリさんの名言を、短い一節と話した背景から確かめたい
そんな方に向けて、本人インタビューや発言を伝える報道から、6つの言葉を紹介します
振り返りがいつの間にか自分を責める時間になったり、友達の多い人と比べて落ち込んだりする日があります
タモリさんの言葉には、そんな見方を少し変えてみるきっかけがあります
この記事では、引用の後に出典と背景を添え、日常への重ね方は別に記しました
番組での役柄を通じたトークや、後輩が振り返った言葉も、その違いが分かるように紹介します
タモリの名言|テーマと発言の背景から探す
気になるテーマから読めるように、言葉が紹介された場をまとめました
引用文は、この後の各解説に掲載しています
| 言葉のテーマ | 確認した発言・記録 | 引用元の種類 |
|---|---|---|
| 1.一日の振り返りを切り上げる | 『笑っていいとも!』を続ける秘けつについて | 1996年掲載の本人インタビューを紹介するコラム |
| 2.昔の自分と比べすぎない | 森口博子さんが相談したときの言葉 | 森口博子さんによる回想の報道 |
| 3.友達の数で自分を測らない | 2014年2月10日『笑っていいとも!』 | 放送当日の報道 |
| 4.今日の時間も楽しむ | 2015年5月10日深夜『ヨルタモリ』 | 役柄を通じたトークの報道 |
| 5.目の前のことから少し視野を広げる | 2014年2月10日『笑っていいとも!』 | 放送当日の報道 |
| 6.支えてくれた人への感謝 | 2008年8月7日、赤塚不二夫さんへの弔辞 | 当日に掲載された弔辞全文 |
以下の引用は、出典に掲載された文章からの短い抜粋です
引用の前後をつなぎ替えたり、別の発言を合わせて一つの言葉にしたりしていません
タモリの言葉を、背景とともに読む
1.一日の振り返りを、どこかで切り上げる
放送が終わったら忘れる
タモリさんの言葉/『笑っていいとも!』を長く続ける秘けつについて
日刊スポーツは、1996年5月19日掲載のインタビューを、2019年5月18日のコラムで紹介しています
この言葉は、毎日続く番組とどう付き合うかを答えた箇所の一部です
仕事を終えた後まで、ずっと同じ気持ちを引きずらない
番組を長く続ける話の中に、そんな切り替え方が表れています
日常に重ねて考えるなら
ミスの原因を確認したり、必要な連絡をしたりしても、夜になると同じ場面を何度も思い返してしまうことがあります
次に気をつけたいことを一つメモしたら、今日はそこで区切ってみる
思い出してしまっても、また自分を責める材料を増やす必要はありません
振り返りを終える時間も、予定に入れてよいのだと思える言葉です
出典:日刊スポーツ「ニッカン名言集」(2019年5月18日/元記事は1996年5月19日掲載)
仕事のことが頭から離れない日は、仕事に疲れたときに読みたい名言23選にも、休むことや人に頼ることを考える言葉をまとめています
2.昔できたことを、今の正解にしなくてもよい
前にできてたことが正解とは限らないから
森口博子さんが、タモリさんから言われたと振り返った言葉
2024年6月21日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』で、森口博子さんが紹介した言葉です
日刊スポーツが翌22日に報じています
森口さんは40代に入ってから、以前のようにすぐできなくなったことなどをタモリさんに相談したと語りました
これは、そのときに返ってきた言葉として紹介されています
日常に重ねて考えるなら
以前と同じ速さで家事を終えられない
前は平気だった予定の詰め方が、今はつらい
そう感じると、できなくなった部分ばかりが気になります
ただ、生活も体力も、そのときの状況も変わっています
今の暮らしに合わせて、手順を減らしたり、人に手伝ってもらったりする方法もあります
昔の自分に戻ることだけを、目標にしなくてもよい
そう受け止める余地のある言葉です
出典:日刊スポーツ「タモリの金言が同郷後輩アイドル救った」(2024年6月22日)
3.友達の数を、自分の価値に結びつけない
友達の数が多いと人生が豊かになるなんてとんでもない勘違いだ
タモリさんの言葉/林修さんと、人付き合いについて話した場面
2014年2月10日放送の『笑っていいとも!』で、林修さんがタモリさんの過去の言葉について尋ねました
放送当日のTechinsightの記事が、そのやり取りを伝えています
タモリさんは、大勢で過ごす楽しさにも触れながら、一人でいる人が低く見られる風潮に疑問を示しています
その流れで、友達の人数と人生の豊かさを結びつける見方について話しました
日常に重ねて考えるなら
休日の予定や、SNSでつながる人数を見比べて、自分は足りていないと思ってしまうことがあります
でも、誰かと会いたい頻度は人によって違います
一人でご飯を食べる時間が心地よい人もいれば、少人数でゆっくり話すのが好きな人もいます
人数を増やすことより、今の自分がどんな付き合い方を望んでいるかを考えてもよさそうです
誰かと話したくなった日は、その気持ちも大切にしてよいと思います
出典:Techinsight配信記事「タモリの名言は本当か?」(ライブドアニュース掲載)(2014年2月10日)
人との距離に迷うときは、人間関係に疲れたときに読みたい名言20選にも、そのときの気持ちで選べる言葉があります
4.明日のためだけでなく、今日の時間も味わう
今日が今日のためにある人
『ヨルタモリ』で、タモリさんが演じる「吉原さん」のトークから
日刊スポーツの2015年5月11日付記事は、前夜の『ヨルタモリ』での会話を紹介しています
ゲストの草なぎ剛さんと話すのは、タモリさんが演じるジャズ喫茶のマスター「吉原さん」です
この一節は、向上心がある人とない人を独特の言い方で対比した、長い発言の一部です
役柄を通じたユーモアのある会話として、前後と一緒に読むと伝わり方が変わります
日常に重ねて考えるなら
先の目標があると、今日の出来事を役に立ったかどうかだけで振り返ってしまうことがあります
好きな音楽を聴く時間や、ご飯をおいしく食べる時間
目標への進み具合に数えられなくても、今日の暮らしに残るものはあります
目標を持ちながら、今日の楽しみも一つ残しておく
そういう過ごし方を考えるきっかけにもなる言葉です
出典:日刊スポーツ「タモリ『夢があるようじゃ人間終わり』向上心否定論」(2015年5月11日)
5.目の前のことだけで、視野をいっぱいにしない
面白いことはその周辺にある
タモリさんの言葉/強いやる気について、自分の考えを説明した場面
同じ2014年2月10日の『笑っていいとも!』での発言です
Techinsightの記事では、意気込みが強いと物事の中心ばかりを見て、周りにある面白さに気づきにくくなるという説明が紹介されています
この一節も、まとまった発言の途中からの短い抜粋です
日常に重ねて考えるなら
うまくやろうと集中するほど、同じ考えから動けなくなることがあります
そんなときは、一度席を立って窓の外を見たり、別の人のやり方を聞いたりする
気持ちに余裕がある日なら、少し横道に目を向ける方法もありそうです
新しい発見まで求めなくてもかまいません
考えごとから少し離れて、ただ休む時間にしてもよいはずです
出典:Techinsight配信記事「タモリの名言は本当か?」(ライブドアニュース掲載)(2014年2月10日)
6.今の自分につながる、人への感謝
私もあなたの数多くの作品のひとつです。
タモリさんの言葉/赤塚不二夫さんの葬儀・告別式で述べた弔辞から
2008年8月7日、赤塚不二夫さんへの弔辞を結ぶ一節です
当日の日刊スポーツに、弔辞の全文が掲載されています
タモリさんは、赤塚さんとの出会いや、支えてもらった日々、ともに過ごした時間を振り返っています
その相手への感謝が、この言葉につながっています
この言葉を読むときに
自分が今ここにいるまでに、誰かから受け取ったものがある
そのことを、作品という言葉で表している一節です
言われてうれしかった一言や、困ったときに手伝ってもらったことを思い出す方もいるかもしれません
すぐにお礼の連絡をしようと決めなくても、まず、その出来事を静かに思い出す読み方もできます
いつも誰かを支える側でいようとしなくても、受け取ってきたものに目を向ける時間があってよさそうです
出典:日刊スポーツ「『私もあなたの作品…』タモリの弔辞全文」(2008年8月7日)
言葉を探すときは、話された場面も確かめる
タモリさんの言葉には、短く切り出すと強い印象になるものもあります
誰との会話だったか、何について話していたかを知ると、一節だけでは見えにくかった背景が分かります
今回の6つにも、本人へのインタビュー、番組でのやり取り、森口博子さんによる回想、弔辞という違いがあります
とくに『ヨルタモリ』の一節は、番組内の役柄を通じた会話として紹介しました
一つの言葉を、そのまま自分の生活のルールにしなくても大丈夫です
今の自分に合いそうな受け止め方を選んでみてください
今日は、少し力を抜ける言葉から
一日のことを振り返るのを終える
昔の自分と同じやり方にこだわらない
友達の人数で、自分の暮らしを比べすぎない
タモリさんの言葉から考えられることは、読む日の気分でも変わりそうです
すぐに行動を変えなくても、今日はここまででよいと思える一言があれば、その言葉だけ持ち帰ってみてください

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