長友佑都の名言・格言15選|努力を続け、逆境から立ち上がる言葉【出典付き】

名言

前向きで、いつもチームを盛り上げている。長友佑都にそんな印象を持つ人もいるでしょう。

しかし、本人の言葉を読むと、練習のメンバーから外れて涙を流した経験や、敗戦を受け止めきれなかった時間も見えてきます。

長友の名言にあるのは、強気な言葉だけではありません。努力を続けること、悔しさと向き合うこと、自分の力をチームに役立てること。その一つひとつに、困難を経験してきた人の姿勢が表れています。

この記事では、本人へのインタビューや公式サイト、Number Webで確認できた言葉を15個紹介します。「努力と成長」「挫折と逆境」「夢とチーム」の3つに分け、発言の背景と、仕事や日常に重ねて考えられることをまとめました。

※引用の一部は掲載元本文からの抜粋です。見出しは当記事による要約で、引用の後には背景と当記事の考察を記載しています。

努力と成長についての長友佑都の名言5選

1.技術だけでなく、努力する力を育てる

〝努力する才能〟がないと、上には行けないと思うんですよ。

出典:東京都サッカー協会「SPECIAL INTERVIEW 長友佑都」より抜粋。ページ上で公開日は確認できません。

愛媛FCのセレクションに落ちた経験や、中学校で再びサッカーに向き合った日々を振り返る中での言葉です。

最初にうまくできることと、長く取り組めることは別の力です。今の技術に自信がなくても、練習の仕方や学び方には手を入れられます。

「自分には才能がない」で終わらせる前に、続けられる方法を探す。時間を決める、課題を小さくする、分からないことを聞く。努力を続けるための工夫も、自分で育てていけるものです。

2.チャンスの前に、毎日の取り組みがある

日々のことを100パーセントでやってきたからだと思います。

出典:東京都サッカー協会「SPECIAL INTERVIEW 長友佑都」より抜粋。

与えられたチャンスをつかんできた理由を尋ねられ、長友が答えた言葉です。本人は、普段から自分と向き合って取り組んだことを、その要因として挙げています。

機会が来た瞬間に、必要な力をすべて用意することはできません。目立たない日の準備が、本番でできることを増やします。

日常に重ねるなら、毎日限界まで頑張るというより、その日の課題を曖昧にしないことから始めたいところです。何のために取り組むのかを決めると、同じ時間の使い方も変わります。

3.最初からできたわけではない

やっぱり日々の積み重ねは大事ですね。最初からあれをできたわけではないので。

出典:明治大学 Meiji NOW「長友佑都選手にインタビュー【第2回】」(2017年9月21日公開/取材は同年7月7日)より抜粋。

大学時代から続けている体幹トレーニングについて語った言葉です。難しい動きができる姿にも、長い積み重ねがありました。

上達した人を見ると、完成した姿と今の自分を比べてしまいます。けれど、目の前の技術には、こちらからは見えない練習の時間があります。

いきなり同じ水準を求めるより、今できる段階を一つ進める。昨日より少し理解できたことや、前より迷わずできたことを確かめると、積み重ねを見失いにくくなります。

4.勢いに、考える力を加える

頭使って、考えなくちゃよくならない。

出典:Number Web「長友佑都の名言」/Number772号(2011年2月9日)より抜粋。

イタリアで、試合の状況やチームのバランスを見られるようになった変化を語った言葉です。長友は、自分の積極性に加えて、周囲を生かす動きも考えるようになりました。

一生懸命に取り組んでも、同じ失敗が続くことがあります。そのときは、力を入れる場所が合っているかを確かめたいところです。

作業の前に目的を確認する。うまくいかなかった理由を一つ調べる。次は方法を変えて試す。努力に振り返る時間を加えることで、改善の方向が見えてきます。

5.技術と一緒に、気持ちの扱い方も学ぶ

技術トレーニングだけではダメで、ブレないメンタルを育んでいかないと上にはいけない

出典:サッカーダイジェストWeb「【長友佑都インタビュー後編】『一番下手だった自分がプロの世界で生き残っているのは…』」(2020年10月23日)より抜粋。

自身のスクールで、技術だけでなく、挨拶や感謝、コミュニケーションなども大切にする背景を語っています。

練習でできることを、緊張する場面でも出す。そのためには、技術以外の準備も必要になります。

焦ったときに手順へ戻る、困ったら早めに相談する、失敗の後に次の役割を確認する。気持ちの強さを性格だけの問題にせず、自分を支える行動を用意しておきたい言葉です。

挫折と逆境についての長友佑都の名言5選

6.悔しさと向上心を、自分の原動力にする

自分のベースにあるのは、反骨心や向上心なんだと思います。

出典:Number Web「長友佑都の名言」/Number755・756・757号(2010年6月3日)より抜粋。

選考に落ちた経験や、大学で出場機会を得られなかった時期を持つ長友が、自分を支える原動力を語った言葉です。

評価されなかった悔しさには、もっとできるようになりたいという気持ちも含まれています。

見返したい相手のことばかり考えると、相手の評価に振り回されます。その気持ちを「次に何を身につけるか」へ移す。悔しさの使い道を、自分の成長の側に戻したいところです。

7.批判の後にも、次の一歩を残す

叩かれたからと言って二度と立ち上がれなかったら、そこで終わり。

出典:Number Web「長友佑都の名言」/Number990号(2019年11月14日)。

海外で批判を受けたり、チーム内の競争で厳しい立場になったりした経験を背景にした言葉です。

一度の批判で、それまで取り組んだことまで無意味になったように感じることがあります。それでも、その評価が自分の未来をすべて決めるわけではありません。

指摘の中から直すべき点を取り出し、次に試すことを決める。傷ついた気持ちを抱えたままでも、取り組みを再開する小さな一歩は探せます。

失敗や評価との向き合い方をさらに読みたい人は、本田圭佑の名言・格言15選も参考にしてみてください。

8.強く見える人にも、言葉にならない苦しさがある

自然と、涙が出てきたんです。

出典:Number Web「長友佑都の名言」/Number895号(2016年2月4日)より抜粋。

インテルで練習のメンバーから外され、一人で200mダッシュをしていたときの経験です。本人は、その感情を悲しさや悔しさとも言い切れないものとして振り返っています。

この涙を、分かりやすい成功談の一場面に変えてしまいたくありません。努力を続ける人にも、自分の気持ちを説明できない時間があります。

つらさを言葉にできないからといって、弱いと決める必要はありません。少し距離を置いたり、人に話したりしながら、自分の状態を確かめる時間も大切です。

出場機会がない時期の準備については、長谷部誠の名言・格言15選でも紹介しています。

9.負けた悔しさから、進む方向を確かめる

やっと悔しい気持ちが出てきた。

出典:Number Web「長友佑都の名言」/Number831号(2013年6月27日)。

2013年のコンフェデレーションズカップで、イタリアに敗れた後の言葉です。初戦のブラジル戦とは違い、次のワールドカップまでに目指す方向を確かめられたことも語っていました。

同じ敗戦でも、何ができず、何に手応えがあったかによって、次の取り組みは変わります。

悔しかったという感情だけで振り返りを終えず、届かなかった部分を具体的にする。次に試すことが見えると、敗戦や失敗から持ち帰れるものが増えます。

10.大切な舞台で、もう一度挑戦する

W杯の借りはW杯でしか返せない。

出典:Number Web「長友佑都の名言」/Number954・955・956号(2018年6月14日)より抜粋。

2014年のブラジルワールドカップ、とりわけコロンビア戦を振り返り、2018年の大会で再び対戦することへの思いを語った言葉です。

大切だった目標ほど、別の成功だけでは気持ちが収まらないことがあります。長友にとって、ワールドカップはもう一度向き合いたい舞台でした。

すべての失敗を同じ場所で取り返す必要はありません。それでも、自分が再挑戦したいと思う目標なら、以前の課題を整理して戻る道を考えられます。悔しかった場所を、次の準備の出発点にする言葉です。

夢とチームについての長友佑都の名言5選

11.目指す場所を、言葉にする

世界一のサイドバックになって帰ってきたいと思います!

出典:Number Web「長友佑都の名言」/Number783号(2011年7月21日)。

FC東京からチェゼーナへの移籍が決まった際、サポーターへ向けて述べた決意を紹介したページです。誌面の掲載日と、移籍の決意を述べた時期は同じではありません。

目標を口にすると、自分がどこへ向かいたいのかを確かめられます。それを聞いた人にも、挑戦の方向が伝わります。

宣言しただけで目標に届くわけではありません。言葉にした目標を、必要な技術や今日の課題へ分ける。その後の行動まで考えて、目標を使っていきたいところです。

12.後悔しないために、普段の生活を選ぶ

後悔しないような生き方、生活を日々心掛けています。

出典:明治大学 Meiji NOW「長友佑都選手にインタビュー【第2回】」(2017年9月21日公開/取材は同年7月7日)より抜粋。

私生活で意識していることを尋ねられ、サッカーの練習以外も含めて答えた言葉です。引退したときに、やれることをやったと思える生活を心掛けていました。

目標を支えるのは、本番や練習の時間だけではありません。学ぶ時間を確保する、予定を整える、次の日の準備をする。普段の選択にも、自分が大切にしたいことが表れます。

一日を完璧にするより、後から振り返ったときに納得できる選択を一つ増やす。その積み重ねから考えたい言葉です。

13.自分の持ち味で、チームに貢献する

僕は走ります、オトリでも何でもいいから使ってください

出典:Number Web「長友佑都の名言」/Number753号(2010年4月30日)より抜粋。

日本代表で先発する際に、どんな気持ちでピッチへ出たかを振り返った言葉です。実際に誰かへこの言葉を伝えたと断定するのではなく、本人が説明した心構えとして紹介します。

自分が得点する以外にも、相手を引きつけ、味方が動ける場所を作る役割があります。

仕事でも、段取りを整える、情報を共有する、手が足りない部分を引き受けることで、周囲の力を生かせます。任された場で、自分の得意なことをどう役立てるか。貢献の形を広げて考えられる言葉です。

14.遠慮だけで終わらず、互いに高め合う

お互いにぶつかり合うことで、チームに本当の強さというのは生まれると思います。

出典:FC東京公式「長友佑都インタビュー『若手への期待』」(2022年3月20日)より抜粋。

若手選手について尋ねられ、積極的に挑んでほしいと語った言葉です。若手から刺激を受けるだけでなく、自分も向かっていく姿勢を示しています。

相手を尊重することと、意見や力を出し合うことは両立します。経験が浅いからと、疑問や考えを引っ込め続ける必要はありません。

分からない点を質問する、改善案を伝える、違う考えの理由を聞く。互いの考えが見えると、チームとして確かめるべき課題も見つかります。

15.手応えがあっても、結果から学ぶ

サッカーの奥深さと面白さを感じた。

出典:Number Web「長友佑都の名言」/Number871号(2015年2月5日)より抜粋。

2015年のアジアカップでベスト8に終わった日本代表について語った言葉です。前回より強いチームだと感じていても、結果は優勝には届きませんでした。

準備に手応えがあったからこそ、思うようにいかない結果は重く感じます。それでも、その違いを調べることで、まだ見えていなかった課題に気づけます。

「十分やったから仕方ない」で終わらせず、どこを変えられるかを探す。長く取り組むものには、答えが一度で決まらない面白さもあります。

長友佑都の考え方を、本でも知りたい人へ

逆境との向き合い方をさらに知りたい人には、長友佑都の著書『[メンタルモンスター]になる。』(幻冬舎)があります。

出版社の紹介によると、批判をエネルギーへ変えるメンタルコントロールや、サッカー人生を振り返る内容を扱っています。この記事で紹介した反骨心や、厳しい状況から立ち上がる姿勢に関心を持った人が、さらに本人の考え方を知るための一冊です。

内容や購入先は、『[メンタルモンスター]になる。』の出版社公式ページで確認できます。

※書籍の紹介は出版社の説明をもとにしています。当記事の15個の引用元は、それぞれに記載したインタビューや記事です。

長友佑都の名言から考えたいこと

長友佑都の言葉を読むと、努力の量だけでなく、考えることや気持ちの扱い方、周囲との関わり方も大切にしていることが分かります。

今、努力が結果につながっていないなら、方法を一つ見直す。評価されなくて苦しいなら、次の機会に向けて準備できることを探す。

強気になれない日にも、できる行動はあります。今の自分に近い言葉から、その一つを見つけてみてください。

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